ESP-MDF サンプルコードは ESP-MDFには多くのサンプルコードが含まれています。以下に、いくつかのサンプルコードを紹介します。
Wi-FiとBLEを使用したメッシュネットワークの構築 bash Copy code $MDF_PATH/examples/mwifi_basic このサンプルコードでは、Wi-FiとBLEを使用してESP32ノード間でメッシュネットワークを構築します。Wi-Fiを使用して通信する場合は、TCP/UDPソケット通信を使用し、BLEを使用して通信する場合は、GATTサーバー/クライアント通信を使用します。
MQTTブローカーとの通信 bash Copy code $MDF_PATH/examples/mqtt_basic このサンプルコードでは、MQTTブローカーとの通信を行います。MQTTは、IoTデバイス間でデータをやりとりするためのプロトコルであり、非常に汎用的に使われています。このサンプルコードでは、MQTTブローカーにデータを送信し、MQTTブローカーからデータを受信する方法を示します。
OTAアップデート bash Copy code $MDF_PATH/examples/ota_basic このサンプルコードでは、Over-The-Air（OTA）アップデートを行います。OTAアップデートは、ネットワークを介してファームウェアを更新するための方法であり、非常に便利です。このサンプルコードでは、OTAアップデートを行う方法を示します。
これら以外にも、ESP-MDFには多くのサンプルコードが含まれています。以上のサンプルコードを含め、ESP-MDFに含まれる全てのサンプルコードは、ESP-MDFリポジトリのexamplesディレクトリにあります。
Visual Studio Codeを使用してESP-MDFを使用するには、以下の手順に従ってください。
Visual Studio Codeのインストール まず、Visual Studio Codeをダウンロードしてインストールしてください。Visual Studio Codeは、オープンソースのコードエディタであり、ESP-MDFの開発に適しています。
ESP-IDFのインストール ESP-MDFは、ESP-IDFに基づいて開発されています。そのため、ESP-IDFをインストールする必要があります。ESP-IDFのインストール方法については、ESP-IDFの公式ドキュメントを参照してください。
CMake Toolsのインストール Visual Studio CodeでESP-MDFをビルドするためには、CMake Tools拡張機能が必要です。Visual Studio Codeを開き、左側のアイコンバーから「拡張機能」を選択し、検索バーに「CMake Tools」と入力して、拡張機能をインストールしてください。
ESP-MDFのダウンロード 次に、ESP-MDFをダウンロードしてください。以下のコマンドを使用して、ESP-MDFのリポジトリをクローンしてください。
bash Copy code git clone --recursive https://github.com/espressif/esp-mdf.git Visual Studio CodeでESP-MDFを開く Visual Studio Codeを開き、ファイルメニューから「フォルダーを開く」を選択して、ESP-MDFをダウンロードしたディレクトリを開いてください。
CMake Toolsを構成する Visual Studio Codeの下部にあるステータスバーで、CMake Toolsのアイコンをクリックして、CMake Toolsを開きます。次に、ESP-IDFのパスを指定するために、以下の手順を実行してください。
「configure」をクリックして、CMake Toolsを構成します。
「CMake: Configure」を選択します。
以下の設定を変更します。
CMake toolchain file: に、$IDF_PATH/tools/cmake/toolchain-esp32s3.cmake を指定します。（ESP32-S3を使用する場合） ESP-IDF path: に、ESP-IDFのパスを指定します。 MDF path: に、ESP-MDFのパスを指定します。 サンプルプロジェクトをビルドする 最後に、ESP-MDFのサンプルプロジェクトをビルドしてみましょう。CMake Toolsのアイコンをクリックして、CMake Toolsを開きます。次に、以下の手順を実行して、サンプルプロジェクトをビルドします。
「build」をクリックして、ビルドを開始します。 「CMake: Build」を選
「Select a kit」をクリックし、使用するキットを選択します。ESP32 DevKitCを使用する場合は、「esp32」を選択します。 「Select a target」をクリックし、ビルドするターゲットを選択します。例えば、hello_worldというサンプルプロジェクトをビルドする場合は、app/hello_worldを選択します。 「CMake: Build」を再度クリックし、ビルドを開始します。 ビルドが完了すると、build/appディレクトリにビルド済みのバイナリファイルが生成されます。これをESP32-S3に書き込んで実行することができます。
以上の手順で、Visual Studio CodeでESP-MDFを使用する準備が整いました。必要に応じて、ESP-MDFの公式ドキュメントを参照して、より詳細な情報を得ることができます。
